お知らせ
QOLあげあげモンキーアパート第9弾!!!
みなさんこんにちは~!
QOLあげあげモンキーアパート第9弾です!
今回のテーマは、「フサオマキザル舎、増築大作戦!」です。
そもそも増築とは?という話ですが、2月下旬にフサオマキザル舎の横に住んでいたリスザルのゆうこが亡くなりました。
死因はHPにも記載してありますが、虫歯が原因によるものでした。食の改善をおこなっていましたが過去の蓄積が大きすぎました。とても悔しいです。
しかしいつまでたってもクヨクヨしてはいられません。今いる動物たちのためにできる事をしなければ!!ということで、リスザルとフサオマキザルの間の柵を簡易的に取り外し、フサオマキザルの展示場スペースを広くすることにしました。
まず、リスザル仕様のままだとフサオマキザルにすぐに破壊されてしまいますので、使えない木などの撤去や補強を行いました。そして新たにたくさんの木を組んだりして改装を始めました。


展示場が完成して、間の柵を取りました!
さて、フサオマキザルたちの様子は・・・?
よしお・マミー・小吉・おさむは最初はとても警戒していましたが、その日の午後にはなんと普通にリスザル側でくつろいでいました。やはりこれまでの色んな経験によって、新たなことに対しての耐性がついています。とても興味深そうに探索したり、木を破壊しまくったりして過ごしていました。

しかし、まさおだけは絶対に足を踏み入れませんでした。他のフサオマキザルたちはリスザル側で過ごしているのにまさおだけみんなの様子を見ているだけでした。まさおがリスザル側にいるのを見たのは柵を取った10日後でした。
意外とまさおは慎重派でした。他の個体たちが過ごしている様子を見ているので、まさおのペースで慣れればいいと思い、あえてまさおがリス側へ来れるように誘導したりはしませんでした。

今では全個体、元のスペースと新たなスペースを自由に行ったり来たりしながら好きに過ごしています。
そして、増築して1か月が経ったところで、元々過ごしていた展示場をほぼ真っ新な状態にし、リセットしました。
リス側は組み木でいっぱいの獣舎。片方はほぼ何もない獣舎。
これといって特に理由はありませんが、一旦この状態にしてみました。
ここからまた観察をしていき、木を組むのか新たなぶっ飛んだアイデアが生まれるのか、それとも、一つの獣舎は何もない状態もありなのではという考えになるのかはわかりませんが今後の動向にこうご期待です。
そんな感じで、獣舎を広くできたことにより行動量の増加や新たなる新規物への耐性、探索時間の増加などの良いことがまた増えました!
これからもまだまだ動物たちの暮らしが良くなるようにやっていきます!
飼育員 加藤あやか