アメリカビーバーのガジコさんが、5月18日に死亡しました。

今後、詳しく解剖を行い死因の特定を行いますが、取り急ぎご報告します。

5月14日から、食欲不振や体重の減少が見られ、

獣医師の指示のもと、15日から屋内施設に収容し治療を行いましたが、18日の夕方に死亡しました。

亡くなる前日の17日、自力で採餌することはできませんでしたが、立ち上がっている気力がありました。

最後になるとしても、せまい室内の中よりは、もともとの環境で自由に過ごしてほしいと思い、

その日はいつも過ごしていた屋外展示場に戻しました。

その際も採餌はありませんでしたが、池に入り自力での飲水や、排便、排尿が見られました。

夜間には、ハナコさんがガジコさんに近づく様子もありました。

18日の日中、屋外展示場で倒れているところを見つけ、起き上がるための補助を行いました。

しかし、自力で立ち上がれる様子ではなかったため、再び屋内施設に移動させ治療を行いましたが、

その後、息を引き取りました。

18日はガジコさんとハナコさんのお誕生日イベントの日で、

ガジコさんの体調不良が続いていたので、イベントの中止も検討しました。

ですが、ガジコさんとハナコさんが18歳になれたことを、

今日を楽しみに来てくださった皆様と、ちゃんとお祝いしたいと考え、

イベントを行わせていただきました。

お誕生日直後に悲しいお知らせをすることが、とても残念です。

今まで、ガジコさんをたくさん応援してくださり、ありがとうございました。

これからも、今生きているハナコさんや、飯田市立動物園をよろしくお願いいたします。

ビーバー担当飼育員