お知らせ
QOLあげあげモンキーアパート第5弾!!!!!
みなさんこんにちは!
QOLあげあげモンキーアパート第5弾です!!!!!
前回は「コンクリート無くす作戦!」の話でした。
今回は、「フサオマキザルの脳トレーーーニング!」の話です。
第2弾~第4弾は環境変化などによる刺激や環境改善を行っていましたが、今回は「人」からの刺激で、フサオマキザルたちが頭を使って「考える」ということをしてもらおうと、人もサルも遊び感覚のトレーニングをしているという内容です!
最終的にはお互いにとって負担のなくて良いもの(治療など)に繋げていけたらいいなとは思っていますが、今回はあくまでも”脳トレーニング遊び”で行っています。
さて、今回の脳トレ参加メンバーは、よしお(♂)・小吉(♂)・まさお(♂)・おさむ(♀)の4頭です!
まず行ったことは、おやつを”口”で受け取ることです。今までは飼育員からもらったものを手で受け取ることが普通でしたが、おやつを”口”で受け取る行動も普通にしてみようとしました。 フサオマキザル本当に頭がいいです。あっという間に覚えました。
あっという間にできてしまったので、”口で受け取ること”を基準として応用させていきます!
次は、”人の手をタッチしたらおやつがもらえる”ということにチャレンジしてみました。
しかしここで問題が。
そもそも飯田のフサオマキザルは人の手に触れたり、触れられたりすることに慣れていません。
てことで、人の手が大丈夫なものだと分かってもらい、慣れてもらうことから始めました。口で受け取る時にプラスでさりげなくサルの手に触れ、少しずつ地道に慣れてもらいました。
そして色んなステップを踏んでいき、手に触れることに抵抗がなくなってきた頃から”人の手にタッチ”の脳トレが始まりました!
始めは、私もどうしたらフサオマキザルたちが手に触れる動きを引き出せるのかわからなかったです。
ある日、フサオマキザルの手が届くか届かないところでふとおやつを持っていたところ、
その餌を取ろうとフサオマキザルが手を伸ばし、私の手に触れました!
こんな感じでやっていくうちにフサオマキザルも私も、こういうことか!と、徐々にわかってきて、意外に早くできるようになりました!
今現在できることはここまでですが、これらができるようになるまでフサオマキザルたちは普段使わない頭の使い方をしたのではないのかと、一緒に脳トレをしていて感じました。目の前のおやつが欲しいけれどどうすればいいのか?と考え、行動して手に入れて学習していました。
また、一番若いおさむは、父のよしおが脳トレをしているとき、おやつが欲しくて常にじっと見ていたので、4頭の中でダントツに覚えるのが早かったです。
今も少しづつ新しい動きに挑戦中なのでまたの機会に紹介します!
彼らの暮らしのなかでの飼育員との関わりも大事だけれど、この脳トレーニングはまだまだ小さな刺激にすぎません。
環境や彼らの暮らしをもっとより良く変えなければ!!!
次回、「出現!落ち葉プール!?」でお送りいたします。
ありがとうございました!!
飼育員 加藤あやか