お知らせ
亡くなった動物の報告(2024年12月~)
2024年の下旬から亡くなった個体をご報告します。
モルモット エール♂
死因:老衰
生まれた日:2016年12月9日
死亡日:2024年12月14日
若い時はケンカっぱやい性格でしたが、年を取るにつれて穏やかに。
11月中旬からぼーっとした様子で過ごすことも多くなりましたが、
前日まで自力での歩行、飲水、採餌があり、元気に過ごしてくれました。
解剖の結果、大きな異常は見られず老衰と判断されました。
8歳の誕生日を迎えたばかりで、とても長生きしてくれました。
シナガチョウ ビッグ♂
死因:老衰
生まれた日:不明
死亡日::2024年12月16日
死亡する前日まで、ごはんを置くと駆け寄って採食している様子がありました。
解剖の結果、大きな異状はなく死因は老衰でした。シナガチョウは警戒心の強い動物ですが、
ビッグは作業中に側によって来てくれるような個体でした。生年月日は不明ですが、23歳以上です。
平均寿命が約20年と言われているので、とても長く生きてくれたと思います。
ミーアキャット ゆず♀
死因:心不全
生まれた日:2019年8月23日
死亡日:2025年1月16日
朝から元気がなく昼過ぎに死亡が確認されました。
ゆずが飯田での唯一のメスで、繁殖も期待していたのですがこのような結果になってしまいとても残念です。
オスたちにも負けないくらいに気が強く、オスたちがケンカしたときは仲裁に入り、群れをまとめてくれていました。
コモンリスザル ゆうこ♀
死因:敗血症
生まれた日:2001年
死亡日:2025年2月27日
去年の10月頃に顎にできものを発見しました。それは「外歯瘻」というものでした。獣医師と相談し、ゆうこが高齢ということから治療はせずに様子を見ることになりました。
その後も採食や行動に変化はなく、元気に過ごしていましたが今年の2月中旬頃から元気がなくなり、顎の腫れがひどくなってきていました。ゆうこになるべく負担のないように治療を行いましたが2/27に亡くなりました。
根本的な死因は虫歯によって膿んだことによる敗血症でした。野生で暮らしている動物にはほぼ虫歯は存在しないそうです。しかし、飼育下ではりんごやバナナ、煮たサツマイモなどの品種改良された甘いものの多給が原因の一つとして虫歯になってしまいます。これらのことを踏まえ、今後このような同じ原因で動物を苦しめてしまわぬように園全体として考えていきます。
2023年にペアのオスが死亡してからは1頭で暮らしていました。飼育員が見えると鳴きながら駆け寄ってくる姿がとても印象的でした。
今まで動物たちを見守り、応援していただきありがとうございました。